線の濃淡や太さを表現できる“傾き検知”をチェック、傾き検知に対応できるペンタブレット

傾き検知とは

傾き検知とは、イラストソフト内で使用しているツールにもよりますが、まるで本物の鉛筆のようにペンの傾きで線の幅が変わる機能です。傾き検知を備えたペンは、斜めに傾けたときに、本物の鉛筆のように陰影をつけることができます。これは、陰影をつけた絵を描く際に、重要なポイントになります。どちらもあればまるでアナログで描いたような表現ができるので、描ける作品の幅が広がるでしょう。

傾き検知と筆圧感知の違い

傾き検知機能：ペンの角度によって太さや濃淡が変わます。傾き検知機能は筆の傾きの角度に応じて変化します。
筆圧感知機能：イラストを描く際にペンをタブレット面に押しつける力加減を感知できる機能のことです。使用者の筆の力に応じて、線が太さや明暗が変化します。

例えば、ペンを傾けると線が細くなったり太くなったり、筆圧や筆先の角度によって描かれる線の特性が変わったりすることが可能です。

ペンタブレットが傾き検知に対応か

弊社の商品が傾き検知機能に対応できるかについて、商品の紹介ページで仕様を確認できます。あるいはHUIONサービスセンターに問い合わせることができます。

以下のモデルはペンの傾き機能に対応できます。

ペンタブレット：

WH1409 V2, Q11K V2, H610Pro V2, H1161, H1060P, H950P, HS610, HS611, RTS-300, RTM-500, RTP-700, H580X, H610X, H320M, Q620M, KD200,Inspiroy Giano(G930L), Inspiroy Dial 2(Q630M), Inspiroy Frego S/M, Inspiroy 2 S/M/L, KIZUNA

液晶タブレット：

➊KAMVASシリーズ：Kamvas 12, Kamvas 13 ,Kamvas 16 (2021), KAMVAS 16 (2019), Kamvas 22,Kamvas 22 Plus, Kamvas 24, Kamvas 24 Plus, Kamvas 20
➋KAMVAS PRO シリーズ：· Kamvas Pro 12, Kamvas Pro 13, Kamvas Pro 16, Kamvas Pro 20 (2019), Kamvas 16 (Old Version), Kamvas 20 (Old Version), Kamvas Pro 13 (2.5K), Kamvas Pro 16 (2.5K), Kamvas Pro 16 (4K), Kamvas Pro 16 Plus (4K), Kamvas Pro 24, Kamvas Pro 24 (4K)

スマートノート：

Huion Note

一体型液晶ペンパソコン：

Kamas Slate 10, Kamvas Studio 16, Kamvas Studio 24, Kamvas Studio 22

傾き検知を使用

傾き検知機能を使用したい場合、傾き検知機能に対応できるアプリ（PhotoshopやKritaなど）でご利用してください。以下はPhotoshopで傾き検知機能を使用して操作いたします。

(※Saiは傾き検知機能に対応できません。)

Photoshopとペンの傾き機能
PC OS：Windows 10
アプリ：Photoshop CC 2018
バージョン：7 SP 1 6.1.7601.42231
ペンタブレットの型番：ペンタブレット H950P

操作手順：

ペンタブレットがパソコンに接続し、ドライバーが「接続済み」と表示すること確認します。
Photoshopを実行し、ペイントを選択します。「ウィンドウ」をクリック→ 「ワークスペース」の検索→ 「ペイント」を選択します。
新しいキャンバスを作成します。手順：「ファイル」より新規作成を選択→ ダイアログが表示されたら、「幅」「高さ」「解像度」「カラーモード」を設定する
［ツール］パネルから、［ブラシツール］を選択します。
オプションバーで、「クリックでブラシプリセットピッカーを開く」をクリックし、表示される任意のブラシプリセットを選択、または［直径］、［硬さ］に数値を入力します。
ペン先のアイコン先端のシェイプをクリックし、「ペンの傾き」の機能を使用することができます。ペンの傾きによって描点のサイズが変わります。
メニューバーの表示＞ブラシでブラシウィンドウを開いて、「シェイプ」を選択し、「コントロール」で「ペンの傾き」をクリックし、ペンの傾きが反映される範囲を設定します。
持ち方は変えて文字を書くことテストしてください。（普通に文字を書いたり、角度をつけて書いたり）ペンの角度の変化により、鉛筆の様に少しだけ掠れた感じが表現されています。傾き具合によって線のニュアンスを変化させています。