Kamvas Pro 19/Kamvas Pro 27のOSD設定を調整する

こちらでは二つの方法でKamvas Pro 19/Kamvas Pro 27のOSD設定を調整することができます。

OSD設定方法1(OSDメニューから)

電源ボタンを3秒ぐらい長押してOSDメニューを呼び出します。ペンを使用しで各項目を調整します。明るさ、色温度、一般設定などの項目を設定できます。

  1. 明るさの設定

    明るさの調整は太陽アイコンをクリックしてください。
    a.OSDメニューの左側には3つの4つのモードが選択できます:スタンダード・モード、ゲーム・モード、ムービー・モードおよびUSER(ユーザー)モード。
    OSDメニューの右側には明るさ、対比度と彩度があります。
    b.USER(ユーザー)モードを選択している場合、OSDメニューの右側の3つの項目(明るさ、対比度と彩度)が青になり、明るさ、対比度および彩度を調整できます。c.スタンダードモード(Standard)、ゲームモード(Game )あるいはムービーモード(Movie)を選択した場合、一番右側の項目(彩度)のみが青で表示され、彩度を調整できます。

    注:明るさはsRGBモードとAdobe RGBモード(下記の3色空間の設定)でのみ調整できます。

  2. 色温度の設定

    色温度の調整は 太陽アイコンの隣のアイコン、つまり3つの丸のアイコンをクリックしてください。
    a.色温度の設定の左側には四つの項目があります。6500K、7500K、9300Kとユーザー(user)です。
    ➊6500K(暖色で紙色に近い色調で、写真やビデオ画像の表示に適した色調とされている)
    ➋7500K(昼白色)
    ➌9300K(やや青みがかかった白色で、コンピュータ用モニターの一般的な設定)
    ➍ユーザー(user)
    b.ユーザー(user)を選択すると、OSDメニューの右側の3つの項目R(赤)、G(緑)あるいはB(青) が青になり、R、GとBの値を調整できます。 
    注:
    ➊6500K、7500Kあるいは9300Kを選択する場合、OSDメニューの右側の3つの項目R、GとBを調整できません。
    ➋sRGBモードとAdobe RGBモード(下記の3色空間の設定)を選択する場合、色温度の設定を調整できません。

  3. 色空間の設定
    Kamvas Pro 19/Kamvas Pro 27は色域変換機能(Adobe RGB色域/sRGB色域/DCI-P3色域に三対応)を備えております。OSDメニューの一番下の3番目のアイコンをクリックし、色空間を調整できます。
    メニューには4つの項目があります。「Native」、「sRGB」、「Adobe RGB」および 「DCI-P3」が選択できます。
    • sRGBは液晶ディスプレイやプリンタ、デジタルカメラ、各種のアプリケーション分野などで利用されています。専門的なツールやアプリケーションでの図面や設計に適しています。
    • Adobe RGBはプロフェッショナルのカラーイメージング環境、及び出版/印刷の分野などで利用されています。写真編集と印刷に適しています。
    • DCI-P 3は、映画鑑賞、ゲーム鑑賞、写真編集、デジタルアート創作のためのより豊かな視覚体験を提供することができます。sRGBやAdobeRGBよりも広い色域を持ち、より鮮やかで生き生きとした色を再現することができます。 これは、映画やビデオ制作に携わるプロフェッショナルにとって非常に重要な要素であり、高品質な映像作品を制作する上で欠かせません。

      詳細は以下の通りです。

    • Kamvas Pro 19:
      Native:145% sRGB
      sRGB:99% sRGB
      Adobe RGB:96% Adobe RGB 
      DCI-P3:98% DCI P3
    • Kamvas Pro 27:
      Native:145% sRGB
      sRGB:99% sRGB
      Adobe RGB:98% Adobe RGB 
      DCI-P3:97% DCI P3
    • 注:
      ➊「Native」を選択済みの場合、色温度の設定で明るさ、対比度および彩度を調整できます。
      ➋「sRGB」、「Adobe RGB」および 「DCI-P3」を選択済み場合、色温度の設定で明るさ(太陽アイコンの棒)が調整できますが、対比度および彩度(一番右側の二つの棒)を調整できません。 

  4. 一般設定
    OSDメニューの一番下の4番目のアイコン(車のホイールのアイコン)をクリックし、TypeC、HDMI、Full(フル)、4:3、16:9、Reset(リセット)が選択できます。
    TypeC/HDMI:Type-Cケーブル/HDMIケーブルで接続
    FULL:表示領域をフルスクリーンに切り替え
    4:3:表示領域のアスペクト比を4:3に切り替え
    16:9:表示領域のアスペクト比を16:9に切り替え
    Reset:OSDメニューの設定をすべてデフォルトに戻る
    OSD設定方法2(ドライバーから)
    電源ボタンを押してOSDメニューを開く以外、ドライバーの設定でOSD設定を調整することもできます。
    1. 複数の液晶タブレットを利用する場合、まず調整したいデバイス(Kamvas Pro 19/Kamvas Pro 27)を選択します。
    2. 一番右上の車のホイールのアイコンをクリックし、「ディスプレイの設定」をクリックしてください。
    3. ディスプレイの設定 
      a.シーンモード:「スタンダード」、「スポーツ」、「ムービー」、「ゲーム」から好みのモードを選択します。
      明るさ:スライダーをドラッグし画面の明るさを調整します。
      b.コントラスト:スライダーをドラッグし、画面のコントラストを調整します。
      c.色温度:「6500K」、「7500K」、「9300K」、「USER」モードから選択します。 USERモードでは、RGBの値を調整することで色温度を細かく変更することができます。
      d.色空間:「Native」、「sRGB」、「Adobe RGB」、「DCI-P3」。
      注:
      ➊「Native」を選択済みの場合、色温度の設定で明るさ、対比度および彩度を調整できます。
      ➋「sRGB」、「Adobe RGB」および 「DCI-P3」を選択済み場合、色温度の設定で明るさ(太陽アイコンの棒)が調整できますが、対比度および彩度(一番右側の二つの棒)を調整できません。
      e.デフォルト設定:OSDメニューの設定をすべてデフォルトに戻ります。


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